冬でも日当りを良くするための敷地の広さ

 近年、日照権の問題があちらこちらで騒がれています。折角家を建てたが一日中日が当たらないということから問題が起こるのです。
 外国ではあまり例のない問題の一つでしょう。たしかに一日中、そして一年中家の中に日が入らないとなると、そこに住む人々にとっては大問題です。家の中に一日中日が当たらなければ病人が出るかも知れません。さらに病人にとっては、寝ている限りもう二度と日の目を見ないことになるかもしれません。
 たしかに日当たりを悪くしているということは他人の権利をおかしていることにはまちがいない事実でもあります。権利があって取り締まれないのはおかしな話なのですが、相手側から見ればやはり死活問題なのでしょう。

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 土地を購入するときに別に後の家に日を当てるために買ったのではなく、自分の家を建てるために買ったはずです。そこに高い建物を建てようと低い建物を建てようと自由のはずです。そうでなくても狭い東京で高い建物が建たなくなったら東京の土地問題はいったいどうなるのだということになります。さらに問題がこじれてくると、一体日照権とは何かということになりかねません。真夏の太陽の一番高い時の日ならば、前に高い建物が建とうが横に高い建物が建とうが、一日のうちに少しぐらい日は当たるのではないかということになります。それが一日のなかで一時間日照(一時間日が当たること)であろうが、二時間日照であろうがそのぐらいのことであれば、気をつけましょうといわれればそれまでです。多少日が下がって秋とか春でも大したことはないでしょう。ところが、秋や春に決めた日照は、冬になるとまったく日が当たらなくなってしまいます。土地を決めるならば冬が一番良いわけです。本来、日照権のことを問題にするのなら真冬の冬至に決めなければならないのでしょう。しかし、真冬の冬至で日照権を決めるとなると、高い建物を建てようとする方は大変です。
 仮に東京で冬至、裏の家に昼間二時間だけ日が入るようにしようと思うと、太陽の高度が低いため裏の家と自分の建物の間のあき地の長さの一・二分の一ぐらいの高さの家しか建たないことになります。さらに、四時間日を当てようと思うとやはり裏との建物の間の距離の二分の一しか建たないことになってしまいます。人間の健康をまもるためであるならば、真夏の太陽も大切ですが冬の太陽もやはり部屋の中に入れたいのが人情です。冬の太陽までも入れるとなると、このように隣棟間隔を大きくとらなければ無理です。一体日照権とはいつの時点で測ればよいのかが問題である。遂に自分の家が冬でも日当たりをよくするためには自分の家と前の家の敷地を建物の陰にならないような広さとする必要があります。

住まい暮らし生活
地盤の悪い土地は高くつく/ 北向きに傾斜した土地は病人をつくる/ T字型道路の突き当たりの敷地/ 歩道橋の近くの敷地は危険/ 川や崖地の近くの敷地は危険/ 冬でも日当りを良くするための敷地の広さ/ 敷地を買う前に専門家に相談しましょう/ 部屋面積の二倍が建物の延べ床面積になる/ 家の広さはどれだけあればよいか/ 寝室は専用の方が安眠できる/ 収納スペースはできるだけ多く/ 主婦の労働を軽減するダイニングキッチン/ 狭い住宅に応接間は不要/ 老人の住まいは洋式に/ 基礎がしっかりしていないと床が浮く/ 床の換気は十分に/ 家庭用マンホールが壊れているものが多い/ 基礎と土台はよく繋いでおかないと危険/ 軒や庇の出が少ない建物は早くいたむ/ 地中に入る鉄筋は土に接すると早く腐食する/ 建物の寿命/ コンクリートの軒や庇は落ちやすい/ 陸屋根の雨漏りは簡単に修理できない/ 建物内に作った雨樋は建物を痛める/ 鎹は根元までしっかり打たないと役にたたない/ 一方向にしか向いていない筋かいは役に立たない/ 丈夫な方づえは家を壊す/ 金物を使わない建物は地震に弱い/ 鉄骨は正しい溶接をしていないと危険/ 通路に面して屋根の屋根の流れをつける場合は雪止めを付けないと危険/ 上の階にピアノなどの重い物を載せるのは危険/ 野縁の材料が悪いと天井が落ちるので危険/ 手すりの幅は子どもの頭より細くしないと危険/ 窓の格子は付けないににこしたことはない/ 輸入材は性質を調べて使わないと建物の痛みが早い/ 建具の手抜きは子どもがケガをする/ 畳は便所の床より汚れている/ 結露は仕上材で防げる/ 白い天井は子どもの知育を遅らせる/ 子供部屋には化粧壁を使わない方がよい/ 色壁は人間の感情を左右する/ 壁の色を選ぶときは薄目の色を選ぶ/ 室内の換気口はプロパンガスでは下に、都市ガスでは上に/ フードの正しい付け方/ 手抜き排気筒は事故のもと/ 風呂場での心臓麻痺はなぜ多い/ 蛍光灯は二本一緒につけないと目が疲れる/ 暗い部屋でテレビを見ると目が疲れるのはなぜ/ 配管ミスは病気を招く/ 排水が凍る場合はトラップの水も抜く/ 和風便器は痔や卒中の原因となる/ 陸屋根は天井高を高くしないと夏暑い/ 流しの隣りにコンロ台を置くのは危険/ 屋根の断熱材はどこに/ 騒音は住宅内でも防げるか/ 地震の時は間仕切り壁に近づかない/ 地震のときの逃げ場と危険な家具の配置/ 鉄筋コンクリートの建物は地震に強いか/ 台風や地震のときはガラス窓は危険/ 台風の多いところでは、屋根の形や構造に気をつける/

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