部屋面積の二倍が建物の延べ床面積になる

 よく聞かれる話ですが、部屋を三部屋ばかりある住宅を建てたいのですが、どの程度の大きさで、どの程度の予算がかかるのでしょうかという質問にあいます。これは素人の人が質問するもっとも素朴な質問の一つです。このような質問をされると私は即座にどの程度の大きさの部屋ですかと聞くことにしています。そして、六畳の部屋が三部屋ですと全部で十八畳で、畳二畳で約一坪だが、総延べ床面積はその二倍の三十六畳、つまり十八坪、それに単位面積当たりの工事費を掛けて見ればわかりますよと答えています。この方法で計算すれば、八畳の部屋が三部屋の場合、八×三で二十四畳、総延べ床面積は四十八畳、つまり二十四坪となります。
 この数値はたいていどのような場合にもあてはまります。一般の住宅でもアパートでも、マンションでも皆同じになります。この話をしたらマンションに住んでいる人から、私の住んでいるマンションはそんなことありませんよといわれました。しかし私が調べて見るとその人は共用スペースを考えていない。この計算方法は私も最初疑問に思って、実際に建てられている建物の実例をいくつもいくつも取り上げて計算をして見たことがあります。やはり一割と違わない数値がでてきます。

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 これは、家を建てる場合、必ず一戸の家で玄関とか便所、風呂場、洗面所、台所、押し入れ、床の間、納戸、廊下などと畳を致かない部分がでてくるものである。便所のない住宅とか、台所のない住宅とかいうものはあまり聞いたことがない。もしそのような住宅の場合には、この方法はあてはまらないことが当然である。しかし、普通の住宅では一応ここに掲げたようなものは全部そろっています。
 多少押し入れが狭いとか床の間がないとかは、あまり数字の上では影響がない。建物の総延べ床面積が畳数の二倍になるということは、このような玄関、便所、台所、押し入れ、床間、納戸などの総床面積と畳数が同じになるということです。試みに私の家は六畳が二間、八畳が一間、四・五畳が一間で、畳数の合計は二十四・五畳(十二・五坪)になるが総延べ床面積は二十五坪でやはりこの計算でほぼ一致します。では畳の部屋でなくて洋間の場合はどうなるかというと、洋間の場合も畳数に換算すれば同じである。例えば四坪の洋間であれば八畳、五坪の洋間であれば十畳というようにすればよい。おおよその総延べ床面積と、予算を考える場合にはまことにかんたんな方法です。おぼえておいた方が便利です。

住まい暮らし生活
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