基礎がしっかりしていないと床が浮く

 まず基礎を固めてという言葉があります。これは建築の基礎からでた言葉の一つです。もちろん建築物を建てる場合に最初に十分注意しなければならないのは基礎工事です。基礎がしっかりしていないとそれこそ屋台骨が傾いてしまいます。これは一般に基礎地盤の沈下により傾斜するものですが、最近でも結構数多く見られます。昔はこの基礎を造るのに大変な日数を要して造ったものです。まず土を掘って砂利を敷き、蛸(たこ)という地面を突き固める道具を使って、二人ないし数人で何度も何度も突き固め、その上に石を載せるか、コンクリートで固め、基礎としたものです。
 最近は地盤を固めるためのランマーという震動機械ができているので、この蛸をつかって突き固めることはあまりしません。しかし、基礎固めもこの震動機械でよいから、よく突き固めれば問題がないのであるが最近は職人さんが手間のかかるのを嫌う傾向にあり、あまりよく突き固めないものが多い。これは昔の職人さんはいい仕事をすることが職人気質といって誇りでもあったのであるが、今日では職人気質も薄らぎ、さらに賃金も手間請負といって、出来た仕事の量に応じて賃金を払う制度に変わってきたためあまり丁寧な仕事をしなくなってしまったからです。
 まだ震動機械を使っていれば良心的な方で、極端な例になると、土を掘って石を適当に放り込み、コンクリートを流して終わりというものもかなりあります。こんなことでは基礎が下がって来てもあたりまえの話です。

スポンサーリンク

 よく根太(ねだ)が下がって困るという話を聞きます。この根太が下がるのも同じ理由からです。根太は普通大引き(おおびき)という機材によって支えられています。さらにこの大引きは束(つか)材によって支えられています。束材は、束石という玉石あるいはコンクリートブロックなどで地面と接続するのですが、この重石の下をよく突き固めておかないと束石が沈下してしまい、根太が下がってしまうものです。当然のことながら根太が下がれば床がふわふわとして困ってしまいます。歩きにくいことはもちろんですが、やはりなんとなく気分のよいものではありません。建物も新しいうちは根太が下がるなどということはありませんがが、欠陥住宅ではほとんど一〜二年で根太が下がってしまうのが普通です。まだ床の張っていないうちに束石がしっかりしているかどうかしらべておく必要があります。

住まい暮らし生活
地盤の悪い土地は高くつく/ 北向きに傾斜した土地は病人をつくる/ T字型道路の突き当たりの敷地/ 歩道橋の近くの敷地は危険/ 川や崖地の近くの敷地は危険/ 冬でも日当りを良くするための敷地の広さ/ 敷地を買う前に専門家に相談しましょう/ 部屋面積の二倍が建物の延べ床面積になる/ 家の広さはどれだけあればよいか/ 寝室は専用の方が安眠できる/ 収納スペースはできるだけ多く/ 主婦の労働を軽減するダイニングキッチン/ 狭い住宅に応接間は不要/ 老人の住まいは洋式に/ 基礎がしっかりしていないと床が浮く/ 床の換気は十分に/ 家庭用マンホールが壊れているものが多い/ 基礎と土台はよく繋いでおかないと危険/ 軒や庇の出が少ない建物は早くいたむ/ 地中に入る鉄筋は土に接すると早く腐食する/ 建物の寿命/ コンクリートの軒や庇は落ちやすい/ 陸屋根の雨漏りは簡単に修理できない/ 建物内に作った雨樋は建物を痛める/ 鎹は根元までしっかり打たないと役にたたない/ 一方向にしか向いていない筋かいは役に立たない/ 丈夫な方づえは家を壊す/ 金物を使わない建物は地震に弱い/ 鉄骨は正しい溶接をしていないと危険/ 通路に面して屋根の屋根の流れをつける場合は雪止めを付けないと危険/ 上の階にピアノなどの重い物を載せるのは危険/ 野縁の材料が悪いと天井が落ちるので危険/ 手すりの幅は子どもの頭より細くしないと危険/ 窓の格子は付けないににこしたことはない/ 輸入材は性質を調べて使わないと建物の痛みが早い/ 建具の手抜きは子どもがケガをする/ 畳は便所の床より汚れている/ 結露は仕上材で防げる/ 白い天井は子どもの知育を遅らせる/ 子供部屋には化粧壁を使わない方がよい/ 色壁は人間の感情を左右する/ 壁の色を選ぶときは薄目の色を選ぶ/ 室内の換気口はプロパンガスでは下に、都市ガスでは上に/ フードの正しい付け方/ 手抜き排気筒は事故のもと/ 風呂場での心臓麻痺はなぜ多い/ 蛍光灯は二本一緒につけないと目が疲れる/ 暗い部屋でテレビを見ると目が疲れるのはなぜ/ 配管ミスは病気を招く/ 排水が凍る場合はトラップの水も抜く/ 和風便器は痔や卒中の原因となる/ 陸屋根は天井高を高くしないと夏暑い/ 流しの隣りにコンロ台を置くのは危険/ 屋根の断熱材はどこに/ 騒音は住宅内でも防げるか/ 地震の時は間仕切り壁に近づかない/ 地震のときの逃げ場と危険な家具の配置/ 鉄筋コンクリートの建物は地震に強いか/ 台風や地震のときはガラス窓は危険/ 台風の多いところでは、屋根の形や構造に気をつける/

      copyrght(c).住まい暮らし生活.all rights reserved

スポンサーリンク