基礎と土台はよく繋いでおかないと危険

 昔の建物は、基礎の上に土台が乗り、その上に柱や屋根が乗っているだけで、基礎と土台には特に連結するものがなく、そのため台風や地震で建物のいたむ率も高かった。しかし、それでも昔の建物はまだ柱や梁(はり)などの各部材が大きく、屋根も重かったのでそう簡単に建物が動くことは少なかった。
 最近の住宅を見ていると、土台はもちろんのこと、桂や梁屋根材など各部材は、すべて必要最低限の太さになっているので、建物全体が軽く、少し強い風が吹いてくると飛んでしまいそうです。これを飛ばないように基礎と土台をしっかりと結びつけているものがアンカーボルトです。

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 アンカーボルトは、木造住宅の場合だと普通十二mm鉄筋を使い、先端を曲げ、コンクリート基礎の中に埋め込み、簡単に抜けないようにしておきます。
 ところがこの簡単に抜けるはずのないアンカーボルトがときどき抜けそうになっているのを見かけることがあります。これは、見ただけで抜けそうであるということがすぐわかるのでよいのですが、ちょっと見た目にはわからないのが、アンカーボルトの先端が折り曲げてない場合です。これはコンクリートを打ってしまってからではわからない。アンカーボルトを埋める前にかならずたしかめておく必要があります。
 次に土台との接続部分ですが、アンカーボルトで基礎と土台を緊結する場合には、土台にアンカーボルトの太さよりやや太めの穴をあけて、座金を入れボルトを締める。ところが、よく間違うのが土台にあける穴の位置です。初めにあけた穴の位置がアンカーボルトの位置に合わなくて二つも三つも連続して穴をあけている土台があります。これは土台そのものがいたむことがあり、それよりもせっかくアンカーボルトによって基礎と土台を連結させるつもりが、穴が大きくてゆるゆるになってしまいその要求をみたさなくなってしまうおそれがあります。
 土台と基礎が十分連結しているようにしなければなりません。もちろん、ひどい建物になるとアンカーボルトさえも満足に取り付けられていないのもあるので注意しましょう。

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