輸入材は性質を調べて使わないと建物の痛みが早い

 最近は特に国産の木材が少ないため、建築用の資材も輸入材に頼ることが多くなってきました。輸入が始まったばかりのころはラワン材が多かったが、その後米檜、米松などと種類も多い。
 この輸入材は、日本の材料と同じ性質を持っていると思って使うと大変なことになります。輸入材のことを外材と称しているのですが、この外材は見た目には国産の材料と比べると節(ふし)がなくて、繊維がまっすぐに通っており、まことに奇麗なものです。しかし、早くから輸入されていたラワン材は、日当たりの良い場所に使ったら二年と持たないということぐらいは常識となっていましたが、それ以外のことはあまり知られていません。

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 ラワンの欠点は、繊維がまっすぐ通っていないことから、乾燥するとねじれがくる。繊維の通っているほかの材にはこのようなことはない。これを床材に使ったときの話です。材料は早めに買っておいてもらいよく乾燥し、その様子を見ながら工事を進めることにしてもらったことをおぼえています。工事期間はたぶん真夏の八月ごろだったと思います。
 大工さんも大変いい人で細心の注意を払って工事を進めてくれた。このときは完成してから施主の方にも大変喜ばれたはずである。その年も暮れ、次の年の六月頃だったと思う。ちょうど梅雨の時季で毎日々々雨ばかり降っておりうっとうしい日でした。
 この施主の方から突然電話があり、外側の敷居が動き出し、柱が傾斜してきて家が壊れそうですということです。多少オーバーだと思いながらその日の夕方たずねてみたら、敷居が十mばかり移動し、たしかに大変なことになっています。外材が国産材より膨張係数の大きいことを見のがしてしまったため、雨季で膨張した床材は、敷居を外に押し出してしまったのです。
 このような場合、普通なら部屋の中央部の床が盛り上がってくるのであるが大工さんがあまりにもうまく仕上げてしまったことと、上から幅木でしっかりと抑えておいたため、外に向かって力が働いたのです。さっそく床材を国産材に張り替えることにしたが、うっかり外材を使って失敗した例である。最近はこの外材を平気で使うことはもちろん、土台にまで使っている住宅を見かけることがあります。見た目よりはやはり性質をよく知ってから使うべきです

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地盤の悪い土地は高くつく/ 北向きに傾斜した土地は病人をつくる/ T字型道路の突き当たりの敷地/ 歩道橋の近くの敷地は危険/ 川や崖地の近くの敷地は危険/ 冬でも日当りを良くするための敷地の広さ/ 敷地を買う前に専門家に相談しましょう/ 部屋面積の二倍が建物の延べ床面積になる/ 家の広さはどれだけあればよいか/ 寝室は専用の方が安眠できる/ 収納スペースはできるだけ多く/ 主婦の労働を軽減するダイニングキッチン/ 狭い住宅に応接間は不要/ 老人の住まいは洋式に/ 基礎がしっかりしていないと床が浮く/ 床の換気は十分に/ 家庭用マンホールが壊れているものが多い/ 基礎と土台はよく繋いでおかないと危険/ 軒や庇の出が少ない建物は早くいたむ/ 地中に入る鉄筋は土に接すると早く腐食する/ 建物の寿命/ コンクリートの軒や庇は落ちやすい/ 陸屋根の雨漏りは簡単に修理できない/ 建物内に作った雨樋は建物を痛める/ 鎹は根元までしっかり打たないと役にたたない/ 一方向にしか向いていない筋かいは役に立たない/ 丈夫な方づえは家を壊す/ 金物を使わない建物は地震に弱い/ 鉄骨は正しい溶接をしていないと危険/ 通路に面して屋根の屋根の流れをつける場合は雪止めを付けないと危険/ 上の階にピアノなどの重い物を載せるのは危険/ 野縁の材料が悪いと天井が落ちるので危険/ 手すりの幅は子どもの頭より細くしないと危険/ 窓の格子は付けないににこしたことはない/ 輸入材は性質を調べて使わないと建物の痛みが早い/ 建具の手抜きは子どもがケガをする/ 畳は便所の床より汚れている/ 結露は仕上材で防げる/ 白い天井は子どもの知育を遅らせる/ 子供部屋には化粧壁を使わない方がよい/ 色壁は人間の感情を左右する/ 壁の色を選ぶときは薄目の色を選ぶ/ 室内の換気口はプロパンガスでは下に、都市ガスでは上に/ フードの正しい付け方/ 手抜き排気筒は事故のもと/ 風呂場での心臓麻痺はなぜ多い/ 蛍光灯は二本一緒につけないと目が疲れる/ 暗い部屋でテレビを見ると目が疲れるのはなぜ/ 配管ミスは病気を招く/ 排水が凍る場合はトラップの水も抜く/ 和風便器は痔や卒中の原因となる/ 陸屋根は天井高を高くしないと夏暑い/ 流しの隣りにコンロ台を置くのは危険/ 屋根の断熱材はどこに/ 騒音は住宅内でも防げるか/ 地震の時は間仕切り壁に近づかない/ 地震のときの逃げ場と危険な家具の配置/ 鉄筋コンクリートの建物は地震に強いか/ 台風や地震のときはガラス窓は危険/ 台風の多いところでは、屋根の形や構造に気をつける/

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