蛍光灯は二本一緒につけないと目が疲れる

 住宅の照明では、ほとんどが蛍光灯が使われていますが、この蛍光灯は、比較的昼間物を見るときと同じように物を見せえることと、同じ電力の消費量に対して明るさ(照度)が明るいことなどから比較的多く用いられる様になってきたものです。しかし、この蛍光灯というものはちょっと困まりものです。

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 蛍光灯の光というものは、連続した明るさでない。常に目にもとまらない早さで点滅しているのです。いいかえれば、蛍光灯はついたり消えたりのくり返しで、明るさを保っているのです。それが早い速度で行われているので、見えないのです。この断続的にわれわれの目に入ってくる光は、無意識に目の方でさかんに調節しよとします。だから、疲れてくるのです。蛍光灯を使う場合には、かならず二本以上並べて使うべきです。二本以上あれば両方が同時に断続することはまずあり得ない。そのため目の方には切れている時間が短くなって見えるためとてもよい。このほか目によい照明とは、
 (1) 十分な明るさのあること
 (2) 明るさにむらのないこと
 (3) まぶしくないこと
 (4) やわらかい陰ができること
 (5) 器具の意匠が良いこと
 (6) 経済的であること
 (7) 光の色がよいこと
 などが上げられます。このうち(1)(2)(3)については前にも述べたのでここでは(4)と(7)について少し述べてみましょう。
 やわらかい陰というのは、室内にあるものの陰のことです。この陰は、差が大きくなるとどぎつくなってやはり目が疲れます。やわらかい陰でないとだめです。やわらかい陰は物に立体感を生じ、楽しい雰囲気を作ります。ただし、身体の後からくる陰はよくない。背面光線となって、手暗がりとなり物が見えなくなるからです。特に右ききの人は左光線が原則である。これは左ききの人には右光線となることも原則です。次に光の色がよいこととは、ものがなるべく昼間の色と同じように見えることが望ましいということであるが、夜間の場合は白熱電球のもつ赤味の多い色も家庭的な暖かい雰囲気をかもし出し、昼から夜に変わる気分転換にもなってなかなかよいものです。住宅の照明ではかえって白熱電球の方がよい。
 従来のけい光灯は赤味が不足しているのでどうしても冷たい感じがするので、住宅には向かない。今では、天然色けい光灯なるものも作られているが、白熱電球のようなやわらか感じはない。できれば夜は、白熱電球にしたいものです。

住まい暮らし生活
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