排水が凍る場合はトラップの水も抜く

 雪国での建築は誠にもって面倒なものです。これは雪国に住んだことのないものにはちょっと分からないと思います。
 雪の吹き込み、水道管の凍結、積雪荷重、氷柱(つらら)による窓ガラスの破壊などあげればきりがありません。特に困るのが雪の吹き込みと、水道管の凍結です。雪国では冬になると、雪がこいと称して家の周りに丸太を組み、わらでふき囲ってしまう例が多い。これは毎年のことながら大変な作業です。雪の吹き込みを防ぐためであるが、この雪がこいをしても雪の吹き込みを完全に防ぐことはなかなか難しい。

スポンサーリンク

 一mmぐらいの隙間でもあれば雪は容赦なく家の中に入り込んできます。風のあった日など朝起きると、自分の寝ている布団の側まで雪が入り込んで積もっていることがあります。今ではは、窓もスチールサッシに替わってきたのでこの吹き込みもほとんどなくなり苦労することもなくなったが、スチールサッシを使わない家では、いまだにこの吹き込みに苦労している例が多い。もっとも立て付けの悪いスチールサッシは、木製サッシとあまり変わらないものもあるが、概してスチールサッシの場合は吹き込みだけはほとんど防げます。吹き込みは防げても水の凍るのは防げない。それで水道管の凍るのを防ぐために雪国では水道管にも雪囲いをする。昔はこれも藁で囲っていたものですが最近は断熱材が出回ってきたので断熱材を使うようになってきています。この断熱材は腐ったり傷んだりする心配がないので、一年中つけっぱなしにしています。しかし、断熱材を設けても水道管はやはり凍結することが多い。そこでそれでもだめな場合には水道を出しっぱなしにするか水道管の水抜きをします。この水道管の水抜きは冬季、毎日夜水を使わなくなると水道管の中にある水を全部抜いてしまい凍結をふせぐのです。この水抜きをしておくと水道管の凍結はどうにか防げます。
 今度は排水管の凍結をどう防ぐかということです。排水管にはトラップ(封水)と称して常に水のたまっている部分があります。洗面台や台所の下についているのですぐわかります。このトラップは、水の流れ出るところほとんどすべてについています。型はS型とかP型とかいろいろありますが型には関係がありません。このトラップとは、臭気の逆流をふせぎ、昆虫の侵入を防ぐ最も有効な手段ですが、このトラップが凍ってしまうことがあります。このトラップが凍るのもまことにやっかいです。
 トラップの形がまっすぐでないこととトラップは水道管より太いために氷を溶かすよい方法がないためである。トラ″プを取ってしまえば、この中にある水が凍ることもないのですが、トラでフがなければ臭気が逆流してきて困ります。あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず、まことに寒冷地というのは不便なところです。どうしても凍ってやむを得ない場合には、トラップの下に暖房を置くか、多少臭気が入ってきてもトラップの水を技いてしまう方法しかありません。

住まい暮らし生活
地盤の悪い土地は高くつく/ 北向きに傾斜した土地は病人をつくる/ T字型道路の突き当たりの敷地/ 歩道橋の近くの敷地は危険/ 川や崖地の近くの敷地は危険/ 冬でも日当りを良くするための敷地の広さ/ 敷地を買う前に専門家に相談しましょう/ 部屋面積の二倍が建物の延べ床面積になる/ 家の広さはどれだけあればよいか/ 寝室は専用の方が安眠できる/ 収納スペースはできるだけ多く/ 主婦の労働を軽減するダイニングキッチン/ 狭い住宅に応接間は不要/ 老人の住まいは洋式に/ 基礎がしっかりしていないと床が浮く/ 床の換気は十分に/ 家庭用マンホールが壊れているものが多い/ 基礎と土台はよく繋いでおかないと危険/ 軒や庇の出が少ない建物は早くいたむ/ 地中に入る鉄筋は土に接すると早く腐食する/ 建物の寿命/ コンクリートの軒や庇は落ちやすい/ 陸屋根の雨漏りは簡単に修理できない/ 建物内に作った雨樋は建物を痛める/ 鎹は根元までしっかり打たないと役にたたない/ 一方向にしか向いていない筋かいは役に立たない/ 丈夫な方づえは家を壊す/ 金物を使わない建物は地震に弱い/ 鉄骨は正しい溶接をしていないと危険/ 通路に面して屋根の屋根の流れをつける場合は雪止めを付けないと危険/ 上の階にピアノなどの重い物を載せるのは危険/ 野縁の材料が悪いと天井が落ちるので危険/ 手すりの幅は子どもの頭より細くしないと危険/ 窓の格子は付けないににこしたことはない/ 輸入材は性質を調べて使わないと建物の痛みが早い/ 建具の手抜きは子どもがケガをする/ 畳は便所の床より汚れている/ 結露は仕上材で防げる/ 白い天井は子どもの知育を遅らせる/ 子供部屋には化粧壁を使わない方がよい/ 色壁は人間の感情を左右する/ 壁の色を選ぶときは薄目の色を選ぶ/ 室内の換気口はプロパンガスでは下に、都市ガスでは上に/ フードの正しい付け方/ 手抜き排気筒は事故のもと/ 風呂場での心臓麻痺はなぜ多い/ 蛍光灯は二本一緒につけないと目が疲れる/ 暗い部屋でテレビを見ると目が疲れるのはなぜ/ 配管ミスは病気を招く/ 排水が凍る場合はトラップの水も抜く/ 和風便器は痔や卒中の原因となる/ 陸屋根は天井高を高くしないと夏暑い/ 流しの隣りにコンロ台を置くのは危険/ 屋根の断熱材はどこに/ 騒音は住宅内でも防げるか/ 地震の時は間仕切り壁に近づかない/ 地震のときの逃げ場と危険な家具の配置/ 鉄筋コンクリートの建物は地震に強いか/ 台風や地震のときはガラス窓は危険/ 台風の多いところでは、屋根の形や構造に気をつける/

      copyrght(c).住まい暮らし生活.all rights reserved

スポンサーリンク