ダブルベットはこんなときには具合がわるい

 夫婦用のベットは、ダブルとツインがあります。いうまでもなくダブルは二人一所に寝るもの、ツインは別々に寝る一揃いのベットである。ツインは、TWINつまり双生児の意で、日本語では対です。ツインと「つい」よく似ていますがその意味もきわめて近い。
 ベットの長さはいずれも2m強です。中にはめこむマットレスが丁度2mなので、ベットの外法はそれより10cm弱大きくなる。幅は、ダブルで1.3m強、ツインで1m強です。
 ベットの善し悪しをきめるのは、クッションの具合ですが、最近はそのバネの強目のものがよいとされています。やわらかく、寝るとクッションの中に身体が沈み勝ちのものは、寝返りが打ちにくく、寝ているうちに体が疲れます。それを防ぐため、あるメーカーの製品は、一番荷重のかかる尻の下の部分に、特別強いバネを使ったりしています。

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 ツインを室に置く場合は、これを離しておくときと、二つくっつけておくときとあります。アメリカの中流住宅などではくっつけておくことが多いらしい。この方が室内の空間を経済的に利用することができる。ヨーロッパの上流階級の寝室には、ツインを非常に離しておいているのがあります。さらにぜいたくなものは、夫婦別々の寝室をもっています。小説「赤と黒」のヒロインの夫婦はそんな寝室に寝ていたように描かれています。以前、映画で見た「アンナカレニナ」の夫婦は、ツインベッドを非常に離して寝ていました。夫婦の不和を表現するため、特にそんな風なベットの配置にしたのでしょうか。
 ダブルベットは小さい寝室にむきますが、夫婦のどっちかが病気になったときとか、夫婦喧嘩をしたときなどに、多少具合のわるいことがあるらしい。
 次に、ベッドの据え方ですが、これは原則的に、頭の方を壁にくっつける。室が、せまくて、そんな風にベッドを配置できないときは、いずれかの一個を壁とくっつける。ホテルの一人室にはよくそんなのがあり、それでもつかえないことはないのですが、壁に邪魔されて毛布の掛け具合がわるかったり、壁とベットとの隙間に週刊雑誌が落ちたりすることがないでもない。
 ベットの頭を壁にくっつけておくとすると、室の幅は3.6m(二間)がきわめて適当である。もちろん、ホテルの場合で見ると、これはむしろ狭すぎるので、ぜいたくなのになると室幅4.3mぐらいとっています。しかし、一般の住宅としたら、この3.6mは適当な寸法だと私は考えています。
 そして、室の長さは4.5m(二間半)、これだとツインをくっつけておいて、その一側に夫婦用の椅子をならべ、一隅に化粧机を置いたりして過不足ない大きさになります。つまり、洋風の寝室の手頃な大きさは3.6m×4.5m、つまり十畳ということになります。

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