子供用の家具を買うと損をする

 ベビーベットやベビータンス、二股ベッド、学習机。この中にあなたが今、子供のために買おうとしている家具は入っているでしょうか。もしあるとしたら、私はまず、おやめなさいと忠告したい。
 たとえば、漫画の主人公をあしらった学習机を一つとりあげてみても、メーカー側は脚の長さを調節すれば大人まで使えるとはいっていますが、しょせんはデザインそのものが子供用に作られている机です。大学生になっても使えるとは考えられない。二段ベッドにしても同様で、有効に使えるのはせいぜい小学校いっぱいと考えた方が無難。中学生になると必ずや、二股ベッドでは窮屈になって大人用に買い替える無駄が起こってくるはずです。

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 ベビーベッドやベビーダンスに至ってはもはや論外で、赤ん坊が這いはじめる頃にはもう危なくて使えないのが実情です。赤ん坊のおしめや衣類などは、整理ダンスの中の一段を専用に使えば事足りるのではないか、といいたい。
 子供用家具には、しばしば、このようにすぐ使えなくなるたぐいのデザイン、機能のものが多い。しかも決して安くない値段がついているのだから、よほどお金の使い道に困っている人以外には不必要としかいえません。
 あるインテリアデザイナーに、子供用の家具はあくまでも。仮りに使う物と考えて、丈夫なボール紙か何かで作り、ある程度まで使ったら捨ててしまえばいいと提案していたが、私もまったく同感です。
 たとえば、学習机がどうしても必要だったら、ユニット家具に天板を乗せて机にすればいい。何年かして大人用の机を使えるようになり、今までのが不要になったら、このユニット机はそのまま主婦の家事コーナーとしても利用できるし、ユニット家具だけを並べかえても、そのまま収納家具としても使えます。
 買って後悔した物という新聞社のアンケートによると、ベビーベッドが第一位だったとか。あなたの家にも第二、第三のベビーベッドが生まれる可能性がないといえるでしょうか。
 どうしても子供用のベットが必要という家では、ボックス家具でベッドを組む方法があります。
 市販のボックス家具は一辺が40cmの立方体だから、それを二列に四個ずつ並べると80×160cmのベッドが出来上がります。普通のシングルベッドより幅が10cmほど狭いだけだから、小学校までの子供なら、これで十分です。もちろんボックスの上にはマットレスが必要になります。板の上にマットレスだけでは固くてかわいそう。と心配するかもしれませんが、成長期の子供はむしろ、固い板の上に寝かせた方が体に良いとさえいわれているのです。
 ただし、注意したいのは板の間に置く場合、そのままボックス家具を置いたのではどうしてもずれてしまうから、床とボックスの両方にすべり止めのテープを貼って固定するか、台輪をキチンと置く必要があります。しかし、それもじゅうたん敷きならば、ほとんど動く心配はありません。
 ベッドの下はそのまま収納スペースになるから、子供の季節はずれの衣類や寝具を入れておいてもいいし、あるいは二〜三個分だけ扉をつけないで、おもちゃ入れにしてもいいでしょう。また、引き出し式のボックス家具を組み合わせると、ベッドの下がそのまま子供用の整理タンスにもなります。子供が中学生になったら、ボックスをもう二個増やして、長さ2mのベッドにすれば、それで足りるはずです。
 ベッドを組んだ時と同じ40cm角のボックス家具に、ここではさらに、高さが半分(20cm)の直方体のボックスを加えて、学習机を組んでみましょう。
 まず40cmと20cmのボックスを上下重ねて、下に台輪(5〜8cm)を置く。このセットを左右に置いて厚さ3cmの天板を乗せると、高さが68cmの学習机が出来上がります。これなら市販の大入用デスクと高さが変わらないから、子供の身長が伸びても大丈夫です。
 また、天板の長さは1m20cmや1m60cmなど何種類か揃っているから、好きなサイズが選べます。もしも子供が使わなくなったら、そのまま場所を移動して、ちょっとした作業台に、あるいはボックスを買い足して間仕切りカウンターに組み替えることも可能だ。このボックス家具は、パーティクルボードといって、木を細かく砕いたものを糊で固めて板にしたものだから、絶対に狂わないのが特徴で、ステレオやテレビの外枠によく使われている素材です。したがって価格は少々高いが、長い間、しかもどのようにも使えることを考えたら決して高い買い物とはいえない。
 さらに、箱の中は棚板が三枚まで取り付け可能で、扉はめくら戸とガラス戸の両タイプがあり、もちろん扉なしのボックスとしても、そのまま使える。あるいは引き出しタイプもあるから、何をセレクトするか、どのようにコーディネイトするかは使い手のアイディア次第です。

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