部屋を広く使う家具の配置

 家具も置き方一つで、部屋が狭くなったり広くなったりします。部屋を広く使うためには、リビングセットのソファーや椅子は壁面につけて配置し、空間をできるだけあけるようにして置くのがコツです。
 もちろん椅子の置き方は部屋の使い方によって異なってきます。以前は、リビングセットは何でもかんでも対面式に置くものとされていましたが、最近は遂に何でもL字型に置くべきだと思い込まれています。たしかに部屋の空間を広くとろうとすれば、部屋のコーナーに壁に洽ってL字型に配置するのが一番だろう。しかし、部屋の使い方によっては、同じL字型でも両辺が壁を背にするように配置しない方がいい場合もあります。
 たとえば、リビングとダイニングをワンルームで使う場合、ソファーをダイニングスペースを背にして、庭へ通じるテラスヘ向けて置くと納まりがいい。椅子に坐った人もテラスから庭へ、あるいは庭から外の景色へと視線が行くから開放感が味わえます。狭い部屋では、座った人の視線は室内に向けさせるよりは、外へ向けさせた方が広々とした感じになるからです。
 しかし、だからといって狭い部屋の真ん中に椅子があるため、部屋がより狭くなったのでは意味がありません。要はその部屋の状況にあわせた配置を考えることです。

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 視覚で部屋を広く見せようとする場合、あまりいろいろな色や素材が集まっていたり、置いてある家具の高さや奥行が凹凸だと、逆効果。狭い部屋を広く見せるには、家具の寸法、材質、色などを揃えるとよい。
 極端なことをいえば、壁面に並べられたタンス類や戸棚類がすべて壁紙と同じ仕上げで、しかも凹凸がなければ、室内には何も置かれていないような印象で、いかにも広々と感じられます。これは床から天井まで一枚扉で作り付けられた家具の長所です。
 たとえば婚礼三点セットなどは、カタログを見ても店頭で見ても奥行が揃っているように見えます。しかしそれは写真を撮ったり、店に陳列する際に意図して揃えているのであって、実際並べて見ると凹凸があります。もっとも出っぱるのが奥行60cmの洋服ダンス。奥行45〜50cmのタンス類よりどうしても出てしまいます。もっともスライドハンガーを使ったものなら奥行は揃うが、高さがマチマチで、ましてその上に箱などを置いたりすると、ますます雑然とした感じになってしまいます。
 どうしても高さに高低があるのなら、凹凸を避け、高いものから順々に並べていく。開放感の点からいって窓に近いほど低くなるのがいい置き方でしょう。またあちらの壁、こちらの壁に分けて置かずに、なるべく一面にまとめて並べた方が、部屋は広く感じられます。
 最近は洋風の生活をする人が増えてきて、畳の部屋にじゅうたんを敷き、ベッドを寝具とするような人も多くなってきました。しかしベッドを使っているのに、ふとんの収納スペースである押入れはそのままというのはおかしい。
 ベッドの寝具の毛布やシーツはそれほど場所をとらないし、そうするとせっかくの押入れのスペースが死んでしまいます。この場合は押入れを改装して、クローゼットにすべきです。
 奥行は押入れより30cm浅い60cmあればいい。
 もっとスペースを広く使いたいのなら奥行を45cmにしてスライドハンガーに洋服を吊るようにします。もっともスライドハンガーは使い勝手がわるく、むしろ扉を開ければ、一目瞭然に吊ってある洋服が見える横吊りが理想的です。クローゼットの下の方は物をたたんで収納する整理ダンスにします。洋服はクリーニングに出すと、防虫剤入りでハンガーに吊って戻ってくる。それをそのまま季節以外のものも吊っておけば、衣替えの手間も省けます。
 さすがに、押入れをつぶしてクローゼットに改装するのは、よほど腕に自信のある日曜大工さんならともかく、素人には無理。専門家に依頼する工事になると思うが、狭いスペースを最大限に活用し、暮らしやすい環境を作るためには、それほど大きい出費ではないでしょう。

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