寝室の収納

 寝室の収納を考える場合、前提になるのは和室であるか、洋室であるか、ということです。寝室が和室であれば、つまり和風寝具を使っているのであれば、押入れが必ず必要になるからです。
 和風寝具を何組収納しなければならないかで、どのくらいのスペースを持った押入れが必要であるかが決まってきます。
 一方洋室の場合は、ベットですから寝具を収納するスペースは特別必要ないことになります。きちんとベッドメーキングをして、ベッドカバーをかけておけばいいわけです。
 しかし、毛布やシーツなどの替えの収納は考えておかねばなりません。ベットの下が収納スペースになっているものなどを選べば、とくに収納スペースをとる必要がなくなります。

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 さて、寝具以外の収納を考えましょう。原則からいえば、寝室で使う物はすべて寝室に収納されるのがよいことになります。
 パジャマ、ナイトガウンなど、眠るときに身につける衣類はもちろん、ふつうの衣類も寝室に収納すると使いやすいでしょう。
 なぜなら、寝室は眠る場所であると同時に、衣服の着脱の場所でもあるからです。
 日常生活で身に着ける衣類が、寝室以外の場所に収納されているとしたら、どうでしょう。朝、眼覚めて洋服を着がえるために、わざわざ寝室を出てその部屋まで行かなければなりません。またパジャマに着がえたあとにも、いままで着ていた衣服を、その収納場所まで運ばなければならないことになります。
 これはどう考えても、合理的とはいえませんし、使い勝手もよくありません。
 衣類はすべて寝室に収納するのが、いちばん合理的で、しかも使いやすいことがお分かりになったでしょう。
 しかし、衣類をすべて寝室に収納するとなると、これはなかなか大変です。世界でも名だたる衣装持ち民族であるわが日本人の衣類の数は、想像以上に多いからです。
 春夏秋冬にはっきり分かれる気候風土によって、四季ごとの衣類が必要になりますし、物を捨てることが出来ない気質がさらに拍車をかけて、衣類は増えつづけることになります。
 収納家具を考えてみても 洋服だんす、整理だんす、和だんす、衣装だんす等々、バリエーションが豊富です。
 これらの高さも、幅も、奥行きも違う収納家具を、全部寝室に運び込んでしまったのではたまりません。
 不揃いの家具は、実際よりもずっと部屋を狭く感じさせるもの、圧迫感をうけてとても安眠など望めないのではないでしょうか。
 そこで、収納スペースも多く圧迫感も感じさせない方法が必要になります。そのひとつに、壁一面を収納のための戸棚にする方法があります。
 同じ奥行きで、しかも同じ色調のものなら,壁一面あってもそれほど部屋を狭く感じさせることはありません。もちろん収納スペースとしても充分です。
 収納家具は洋服だんすも含めてひとつだけにして、あとはこのような戸棚にすることも考えてみてはいかがでしょうか。
 寝室が眠るための部屋であることはいうまでもありませんが、もうひとつ別の要素かおることも見逃がせません。
 それはプライベートルームでもある、ということです。眠る前にリラックスしてくつろいだり読書をしたりする他、化粧をする場所でもあるわけです。とすると、そのために必要な物、すなわち、ソファーや書籍、ドレッサーなどを置くスペースも必要になってきます。この点でも、壁一面を収納スペースにすることのメリットがあるわけです。
 一部にドレッサーを組み込んでしまったり、書籍を収納するスペースやライティングビューローを組み込んでおけば、プライベートルームとしての性格も同時に生かすことができます。
 寝室の収納では、できるかぎりスペースを多くすることがポイントになるといえるでしょう。前にも述べましたが、ベッドの下を収納スペースにしたり、デッド・スペースを100%生かすことを考えなくてはなりません。あなたの寝室の再点検をおすすめします。
 ただし注意しなければいけないのは、空間をあまり狭くしてしまわないことです。
 ベッドメーキングをするための空間があるか、衣服の脱ぎ着ができるか、家具の扉や引き出しがゆったりとあけられるか、ドアは開閉できるか、などを充分考慮したうえで、収納スペースを増やすことを考えてください。
 いくらスペースが多くても、使い勝手がよくなければなにもならないのですから。

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