アフターサービス工事

 雨漏りや錠前の不具合、設備機器の故障など訪問サービスをまっていられない故障は、直接窓口に申し込みます。故障の場所や現象をはっきり知らせ、設備機器の場合はメーカーの名前や型式製造番号等をいいます。
 今日ではアフターサービス工事は、建売住宅業を営む者にとっては当り前のことになっておりますが、それよりもアフターサービスエ事規準に記載のない個所や、期限外の故障をどうするかが問題になってきています。
 そして、この規準外や期間外の補修をどう処置してくれるのか、よく問い合わせておきましょう。補修専門の工務店やメーカーのサービス係を紹介してもらったり、工事費を負担して建設業者に依頼するという方法もあります。

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 普通の工事請負者すなわち工務店の場合は、建売業者ほどアフターサービスのシステムが明確でないようです。
 工事中、工務店の担当者は本当に一生懸命にやってくれる人が少なくありません。そして入居後もなにかあれば、すぐ直してあげますといいます。しかし入居していざ故障があった場合、連絡してもなかなかその通りにはいかないことの方が多いのです。
 これにはその担当者ばかりを責められない種々の事情がありますが、建主の方でも受取り後のクレームを申し込む所なり相手なりをきちんと確認しておくべきです。
 窓口にはたいていその工務店の代表者や、それに近い人がいますし、町場の工務店の社長さんなど、いわゆるめんどうみのよい請負者は、前の建売業者とはまたちがった親切さでアフターサービス工事をしてくれるところが多いようです。また、その後の管理や補修の相談にものってくれますので頼んでみることです。
 巡回サービスで点検した個所の補修工事の方法は、業者によって種々のシステムがあります。
 建売業者が工事を請負わした工務店に指示して補修工事をさせる場合。業者が補修専門の工務店を指定してあって、それに工事をさせる場合。建売業者自身に補修工事を担当する部署があって、直接工事を行なう場合。設備機器はメーカーのサービス店に指示して直させるか、購入者より直接申し込む場合。
 だいたい以上のようなことですが、いずれにしても建売の業者で指示し、責任をもってもらうようにして下さい。
 補修工事というものはとかくやっかい視しがちで、当面の現象が収まればそれでよいといった、姑息な方法で工事をすませてしまうおそれが多分にあります。ですから点検した者にその原因を聞いておくなり、補修する場合も原因までさかのぼって工事をしてもらうよう気をつけて下さい。原因を解決しなければ後日再び同じ場所に故障が起ってきます。そのためにも買主側である程度の知識をもつ必要があります。
 工事請負者の中には、点検や補修工事を担当する人間を別にしているところは少ないようです。たいていは新築工事を監督した者が担当するのが普通です。新築工事を担当した者はその住宅に故障が多いと自分の責任にもなりますので、クレームがあってもとかく軽く片づけてしまいがちです。また直接補修の工事にくる者は、工事請負者の下請けの大工さんとか左官屋さんといった人たちです。自分の仕事が不備で直す場合は、工事をしても費用をもらえないことがありますから、簡単にすませてしまう場合も見受けられます。表面だけ繕って原因までさかのぼって直すことをしなかったり、他の職種の工事をまたずに自分の工事だけ終えてしまうこともあります。
 したがって前にものべたように、建主もある程度の知識が必要になると同時に、請負者の責任者やそれに近い人との連絡を密にする必要があります。

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